2010年02月21日
ちょっと脱線:『ファースト・ディセント』
多分初めてなんじゃないかと思うんだけど、今回はテニスの話ではありません。
私もご多分に洩れずオリンピックをがっつり観戦している訳だけど、またしてもメダルに届かなかった上村愛子ちゃんとか、高橋大輔の銅メダルとか、ルールとか全然分からないけどなんかハマってしまうカーリングとかまぁ色々ある訳ですが、今回見たので一番印象的だったのは、スノーボード・ハーフパイプです。
俗に言う「國母騒動」の競技ですが、彼は自分の行いによりとんでもなくかかることになったであろうものすごいプレッシャーの中、よく頑張ったと思うのだけど、私が衝撃を受けたのは金メダルを取ったショーン・ホワイト。
ちなみに事前に書いておきますと、私は西に生まれた人間なので未成年時代にスキーを一度もやったことがなく、もしかしたら成人してその機会があったかもしれないけど、それを前にした19の時、とあるアクシデントにより尾てい骨にヒビを入れてしまい、以来、数年置きにそこを強打しては整形外科のお世話になっている人間につき、あの死ぬような激痛を招く恐れがある一切のことから逃げながら生きていまして、そういう訳でウィンタースポーツというものを一切やったことがありません。
当然この人のことも全く知りませんでした。
なんだけど、たまたまハーフパイプの決勝を見て、彼の圧倒的に高い技術になんだか衝撃を受けてしまったのです・・・。で、衝動的に買ったのがDVDの『ファースト・ディセント』。
新旧を代表するスノーボーダー6人がアラスカに集まり、手付かずの山々を滑り降りる姿を捉えつつ、スノボの歴史を紐解いていくドキュメンタリーなんだけど、そのメンバーのひとりが当時18歳のショーンな訳。
当時の彼はこの年齢にしてXゲームで5度優勝しているスノボ界のスーパースター。あんまり細々したことを書いても所詮にわかでボロも出そうなので、さらっと書くと、Xゲームというのはスノボのワールドカップみたいなもので、この競技に関して言うとワールドカップよりもレベルが高いんだそう。サッカーでいうところのチャンピオンズリーグみたいなものか。
スノボには色々競技の種類があるようで、今回のオリンピックのハーフパイプは円筒を半分に切ったような形状の中で左右に滑りながら色々技を競い合う競技。それとは別にスキーの大滑降みたいに、山の上から滑るようなフリーライディングというのもあって、今回の作品はその究極なんですね。
こういう作品についてああだこうだ言うものでもないので、まぁこの動画を見ていただきたいのですが、この1分30秒以降。
ホントはこの下の動画を貼り付けたかったのだけど、どこを探しても埋め込み不可だったので、URLを貼り付けますが、40秒付近に出てくるこの山を滑るのですよ・・・!!!
(ちなみにこれを滑るのは別の人だけど)
http://www.youtube.com/watch?v=Imau7BG7Zu0&feature=fvw
これに限らずとにかくすごくて、常人離れの体のバネとか平衡感覚で、とんでもない崖とかから軽やかに飛ぶこと飛ぶこと・・・普通だったら骨折どころじゃない高さ。そして滑りだけじゃなく、今までに見たこともないような光景でホントに美しい・・・。
なんというか素晴らしすぎて開いた口がふさがらない訳(笑)
それで、観終わってどうして自分がショーンの滑りにそれだけ衝撃を受けたのか考えてみたのだけど、彼のターン(というのか分からないけど、筒の上で高く上がるところ)が誰よりも高く、もちろんカメラのアングルの影響もあるだろうけど、空を飛んでいるように見えたからなんじゃないかと思うのです。
他のスポーツについてそんな風に思ったことは一度もなくて、100メートルを9秒台で走るような選手を見て凄いとは思うけど別に感動はしないし、水泳であっても野球であっても同様。それはなぜかというと、とてつもなくレベルは下がるけど自分にもできることだからなのかもしれない。
つまり、走ったり泳いだりはできても、私は空を飛ぶことができない。だからなのかなぁと。
ちなみにタイトルの『FIRST DESCENT』は、『初めて人が滑る斜面』という意味だそう。
・・・といつも以上にダラダラになってしまった。
この作品は残念ながらセルしかないようです。
見たい方で私のことを知っている人はご一報ください。貸しますんで(笑)
私もご多分に洩れずオリンピックをがっつり観戦している訳だけど、またしてもメダルに届かなかった上村愛子ちゃんとか、高橋大輔の銅メダルとか、ルールとか全然分からないけどなんかハマってしまうカーリングとかまぁ色々ある訳ですが、今回見たので一番印象的だったのは、スノーボード・ハーフパイプです。
俗に言う「國母騒動」の競技ですが、彼は自分の行いによりとんでもなくかかることになったであろうものすごいプレッシャーの中、よく頑張ったと思うのだけど、私が衝撃を受けたのは金メダルを取ったショーン・ホワイト。
ちなみに事前に書いておきますと、私は西に生まれた人間なので未成年時代にスキーを一度もやったことがなく、もしかしたら成人してその機会があったかもしれないけど、それを前にした19の時、とあるアクシデントにより尾てい骨にヒビを入れてしまい、以来、数年置きにそこを強打しては整形外科のお世話になっている人間につき、あの死ぬような激痛を招く恐れがある一切のことから逃げながら生きていまして、そういう訳でウィンタースポーツというものを一切やったことがありません。
当然この人のことも全く知りませんでした。
なんだけど、たまたまハーフパイプの決勝を見て、彼の圧倒的に高い技術になんだか衝撃を受けてしまったのです・・・。で、衝動的に買ったのがDVDの『ファースト・ディセント』。
新旧を代表するスノーボーダー6人がアラスカに集まり、手付かずの山々を滑り降りる姿を捉えつつ、スノボの歴史を紐解いていくドキュメンタリーなんだけど、そのメンバーのひとりが当時18歳のショーンな訳。
当時の彼はこの年齢にしてXゲームで5度優勝しているスノボ界のスーパースター。あんまり細々したことを書いても所詮にわかでボロも出そうなので、さらっと書くと、Xゲームというのはスノボのワールドカップみたいなもので、この競技に関して言うとワールドカップよりもレベルが高いんだそう。サッカーでいうところのチャンピオンズリーグみたいなものか。
スノボには色々競技の種類があるようで、今回のオリンピックのハーフパイプは円筒を半分に切ったような形状の中で左右に滑りながら色々技を競い合う競技。それとは別にスキーの大滑降みたいに、山の上から滑るようなフリーライディングというのもあって、今回の作品はその究極なんですね。
こういう作品についてああだこうだ言うものでもないので、まぁこの動画を見ていただきたいのですが、この1分30秒以降。
ホントはこの下の動画を貼り付けたかったのだけど、どこを探しても埋め込み不可だったので、URLを貼り付けますが、40秒付近に出てくるこの山を滑るのですよ・・・!!!
(ちなみにこれを滑るのは別の人だけど)
http://www.youtube.com/watch?v=Imau7BG7Zu0&feature=fvw
これに限らずとにかくすごくて、常人離れの体のバネとか平衡感覚で、とんでもない崖とかから軽やかに飛ぶこと飛ぶこと・・・普通だったら骨折どころじゃない高さ。そして滑りだけじゃなく、今までに見たこともないような光景でホントに美しい・・・。
なんというか素晴らしすぎて開いた口がふさがらない訳(笑)
それで、観終わってどうして自分がショーンの滑りにそれだけ衝撃を受けたのか考えてみたのだけど、彼のターン(というのか分からないけど、筒の上で高く上がるところ)が誰よりも高く、もちろんカメラのアングルの影響もあるだろうけど、空を飛んでいるように見えたからなんじゃないかと思うのです。
他のスポーツについてそんな風に思ったことは一度もなくて、100メートルを9秒台で走るような選手を見て凄いとは思うけど別に感動はしないし、水泳であっても野球であっても同様。それはなぜかというと、とてつもなくレベルは下がるけど自分にもできることだからなのかもしれない。
つまり、走ったり泳いだりはできても、私は空を飛ぶことができない。だからなのかなぁと。
ちなみにタイトルの『FIRST DESCENT』は、『初めて人が滑る斜面』という意味だそう。
・・・といつも以上にダラダラになってしまった。
この作品は残念ながらセルしかないようです。
見たい方で私のことを知っている人はご一報ください。貸しますんで(笑)