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テニスウォッチャーから     プレイヤーへの道程

sabumasa

ソロチェアアンパイア制度について

前回の「声援」についてのブログを書こうとyoutubeで日本リーグの試合の動画を探していて見つけたこの動画。






今年のセカンドステージ、杉田くん(三菱電機)と三橋くん(リビック)の対戦。
動画を見て、何か気づいたことはありますか?

テニスで実際に試合に出たりする人は私の言わんとすることが分からないかもしれないし、観戦の対象がTVとかで見られるツアーだけの人は気づいたのではないかと思います。

線審とボールパーソンがいないのです。

私が先週見てきた3位決定戦には両方ともいたし、今までそれらがいる試合しか見たことがなかったので、この動画をプレイに集中して見るあまり、しばらく何かいつもと違うのだけど、それが何か分かるまでにしばらく時間がかかってしまいました。
で、twitterの人に教えてもらったのだけど、こういう線審なしで基本的に選手によるセルフジャッジで試合を進めていく方式をソロチェアアンパイア制度というんだそうです。

JTA、ITFの公認審判員が中心となって構成されている審判の同好会・審友会のHPによると、ソロチェアアンパイア制度にはコートに対して主審ひとりだけいて、ボールのイン/アウトの判定はプレーヤーが行い、アンパイアは、主としてプレーヤーのイン/アウトの判定に対するオーバールールとスコアアナウンス を行い、試合を円滑に進める存在として主審という位置づけがあるということのようです。


審友会 HP ソロチェアアンパイア(SCU)制度について
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Kaigan/2534/SCU.html

(しばらく更新されてないみたいなので、上のルールが最新のものではないかもしれないけど・・・)

で、このソロチェアアンパイアに対して、それもおらず完全に自分たちでイン/アウトをジャッジすることをセルフジャッジといい、草トーナメントなんかではこれが当たり前な訳ですね。私もゲームをやる時はもちろんいつもこれです。

で、さらに調べてみると、私たちが日頃目にする大会には主審(1人)、9人の線審、ネットアンパイアおよび6人のボールパーソンを配置し、4または6球のボールが使われているけど、これに当てはまる国内の大会はデ杯、ジャパンオープンのセンターコートや、全日本の決勝戦など、実はまれなケースであるらしい。

上の動画でも杉田くんと三橋くんが自らボールを取りに行ってるのでパッと見試合の流れが余りよくないように見えるし、アウトであるように見えるボールでもプレイは続行されていたり。。


プロ選手の立場からしたら当然線審もラインパーソンもいた方がプレイに集中できるのだろうけど、やっぱり金銭的な理由だったり審判不足とかそういうことなんでしょうか・・・。

ともかく勉強になりました。
・・・てか、週末にまとめてブログアップするのやめないとなぁ。
アンテナ | 投稿者 sabumasa 19:39 | コメント(2) | トラックバック(0)

声援のすすめ

随分遅くなってしまいましたが、日曜、猿江恩賜公園でテニスをした後、東京体育館に日本リーグを見に行ってきました。

日本リーグ HP
http://www.tennis-jl.jp/index.html

日本リーグというのはテニスの実業団大会。
国内のトップ選手のほとんどが企業からのスポンサードを受けているので、多くの選手が所属プロとしてこの大会に出場してました。今年でいうと杉田くん、三橋くん、守屋くん、岩見さん、研人くん、文平くん、松井さんなどなど。
海外選手も結構いて、ルー・エンスンとダナイ・ウドムチョクは実はいずれもソニーの所属。ふたりとも世界のツアーを回ってる選手だからフル出場はしないけど、試合の状況次第で要所で登場してくるようです。

添田くんと竜馬くんは去年までミキプルーンとしてこの大会に出てたけど、去年テニス部が廃部。添田くんは引き続きミキと個人契約が続いているけど、実業団大会だから出場できず、土曜日曜と観戦してたみたいですね!


で、最終日となった日曜は男子決勝戦ソニー×イカイが行われたのです。
テニスが終わったのが昼過ぎだったので、到着が遅くなってしまい、すでに決勝は終わり、3位決定戦 三菱電機×リビックの最終戦・ダブルスが行われているところでした。

東京体育館に着き、案内表示に導かれるように座席の方に進んでいくと、どうもそこは三菱電機の応援席。テニス部員と社員たちとおぼしき人たちが大声を張り上げながら応援団と化してました。




(写真は三菱電機のポイントの場面)


観戦ももちろんだけど、足を運んだ一番の目的は「応援がすごいらしい」ということを知っていた日本リーグの雰囲気がどんなものなのか見てみたかったからです。
当然相手チームのミスに対しても大喝采・・・まぁこれはどうかと思うのだけど、明らかに「自分チームに勝たせたい」気持ちが全面に出た応援で、見ていてものすごく心地いいものでした。


今まで私が見に行ったことのあるテニスの大会は、デ杯、ジャパンオープン、全日本、慶應チャレンジャーの4大会なんだけど、ホントに大人いいもんでした・・・。両方の選手に対してきちんと拍手で応援し、好プレーに対しても大きな拍手が起こったりするけど、声を出して応援している人がホントに数えるほどで、なんというかお行儀がよすぎる。

応援の仕切りの人がいてそれなりにぎやかだったデ杯を除くと、他の大会なんて数人がポツポツと声を出して応援する程度。でもそれがかえって浮いてしまって、応援する人もなんだか肩身が狭いというか・・・。
一回声を出してしまえば恥ずかしさなんてなくなるけど、声を張り上げて添田くんを応援しながら、そんなことを考えてました。

海外を転戦する日本人選手にとってはせっかくの数少ない国内大会なのに、全然ホームの利というものを実感できないんじゃないかな・・・とさえ思ってしまいます。


方や、ジャパンオープンの貴男さんの1回戦(シモン戦)はダミ声風の声援が飛び交い、それはそれでちょっと異様な感じだったけど(笑)独特の盛り上がりを感じたし、取って取って取って取りまくるサントロの1回戦は観客の心をがっちり掴み、最後は彼のホームか!? というぐらいに場内がサントロの応援一色になっていました!!!

わざわざ駆けつけるのだから「自分の応援で好きな選手を勝たせる!!!」ぐらいのパワーを送りたいし、それが大きくなれば選手もきっといいプレーで返してくれるだろうと思うのです。





これは今年の全豪1回戦、ユーズニー×ガスケ
(1週目に現地観戦に行ってきたtwitterテニス仲間の方がアップしてたので、使わせていただきました)

2セット先取されて後がなくなったユーズニーが第3セットをタイブレで取る瞬間です。そういう状況において当然観客はユーズニーの応援一色になるでしょう!!!

いつか日本のテニスコートにもこういう風景が見られるようになると、ホントにいいと思います!!!

日記 | 投稿者 sabumasa 13:03 | コメント(2) | トラックバック(0)
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