2010年03月17日
京都チャレンジャー 観戦記録&まとめ
日記を書くのが遅くなりましたが、日曜に京都から帰ってきました。
杉田くん優勝しましたね!
こないだのデ杯での竜馬くんの頑張りに触発されたんでしょう、今大会ではシード選手を3人も破って見事チャレンジャー初優勝です!
来週発表のランキングでは添田くんと竜馬くんを抜いて日本人ランク1位になることが確実となりました。ランキングも100位台突入です!
上位の添田くん、竜馬くんは揃ってQFで敗退しました。
きっと杉田くんの大活躍がまたふたりへの刺激となって、若手3人で切磋琢磨しあってそれぞれもっと強くなって欲しいものです。
杉田くんの今回の優勝でなんといっても大きかったのはSFで対戦した第1シード Michal PRZYSIEZNY を倒したことでしょう。
添田くんとこのPRZYSIEZNY はQFで対戦していて、添田くんはファイナルセットタイブレ6-7(6)で惜しくも敗れてしまったのだけど、ホントにいい試合でした!
添田くんのプレイを生で見たのは去年の慶應チャレンジャー以来ですが、デ杯をTVで見て感じたことではあったのだけど、しばらく見ないうちにサーブが早くなっているなと感じました。そして要所要所でのショットが見違えるほど力強くなっていた。
金曜日はサーブにムラがあるようにも見えたけど、それでもピンチで連続エースやリターンミスをさせてゲームをキープするという場面もあり、そういうのは余り見られなかったものだな、と。
相手のPRZYSIEZNY も早いサーブの持ち主でショットもホントに鋭くとにかく正確。試合は終始その2人による激しい打ち合いでした。ファイナルセットはブレイクなしの緊迫した展開。絶対勝てると信じて応援しましたが、最後は、長いラリーの末の相手選手のまさかのドロップショット・・・。添田くんはコート前方に懸命にボールを追ったけど2バウンドする前にボールを捉えることができませんでした。
そして、Michal PRZYSIEZNY の次の相手が杉田くん。
QFではとにかく鋭いサーブと強烈なショットを決めまくっていた彼がSFではすっかり別人のように動きが悪くなり、決めショットやペースを変えるためのスライスがことごとくアウト。添田くんを破った同じ選手とはとても思えないひどいプレイで、ラケットを叩きつけたりボールを天井とか壁に打ち付けたり大荒れな感じでした。
一晩明けるだけで調子ってこんなにも変わるものなのか・・・とテニスのシビアさを思い知らされた思いです。
たらればだけどQFと同じレベルで試合をしていたら杉田くんは少なくとも2セットでは勝てなかっただろうし、接戦に持ち込んだ添田くんは結果的に杉田くんの勝利への援護射撃になってしまったのかもなぁ、、、というのが観ていて感じた正直な感想です。
まぁ添田ファンゆえの往生際の悪い言い訳です(笑)
杉田くんのプレイは素晴らしかったと思います!
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ところで、京都に到着した金曜の朝、入った喫茶店でたまたま手にした京都新聞に、添田くんの2回戦の勝利のことが大きく報じられていました。
著作権保護のために記事が読める大きさでは出しませんが、内容としては、結果に加えて、今年から添田くんが初めての外国人コーチを迎えたこと、サンギネッティからまず課題として出されたのが「サーブのスピード」で、今年はサーブを重視していること、2回戦第2セットを落とした原因が「油断」であったことなど今まで知らなかったことばかり。結果だけを書くのではなく、きちんと取材をして書いているのが分かる内容で、なんか感動してしまいました。で、即買い(笑)
木曜日の朝刊は竜馬くんのことが取り上げられていました。
きっと昨日の朝刊は杉田くん優勝の記事だったのでしょう(^^
web版でも連日大会の結果を掲載していました。
これはさすがに結果だけですが、写真が使われているので、雰囲気は充分伝わるのではないかと。
男子単・杉田が初優勝、米村が女子2冠
島津全日本室内テニス最終日
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100314000130&genre=L1&area=K00
杉田が初の決勝進出 男子S
島津全日本室内テニス第7日
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100313000154&genre=L1&area=K00
手塚が4強 女子S
島津全日本室内テニス
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100312000194&genre=L1&area=K00
添田と杉田、準々決勝に進出
島津全日本室内テニス第5日
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100311000195&genre=L1&area=K00
久松らベスト8 女子単
島津全日本室内テニス第4日
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100310000225&genre=L1&area=K00
島津全日本室内テニス第3日
国内ランク1位の伊藤競り勝つ
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100309000203&genre=L1&area=K00
岡と岡本ら2回戦に 女子S
島津全日本室内テニス
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100308000161&genre=L1&area=K00
誰かテニス好きの人が書いてるのかな…それとも、少し観光客の減ってる京都をもりあげようという意味で、地元のイベントをちゃんと応援しようという新聞社と記者の気持ちが出てるのでしょうかね。
ひいき目でなく、添田との試合でレベル高いパフォーマンスを出したあとで、気持ちもプレイも杉田に合わせられなかったのでは?
杉田は漁夫の利かなと思いました。
京都新聞は大会に後援で入っているということも関係あるのでしょうが、チャレンジャーの大会をここまで大きく取り上げられるのも地元紙だからこそ。地方新聞ゆえの気概を感じますね。
添田くんはこの試合で勝てていたら杉田くんを難なく退け、実力的に優勝できたと思います。
でもまぁわずか2ポイントの差で、獲得できるポイントが60以上違うという雲泥の差になってしまう訳で、安定して結果を残すにはもっとランクを上げて早くからシード選手に当たらないようにしないとなんですよね。
添田くんが一番手近に達成すべき目標はそこなのかもしれません。