2009年10月20日
Tiburon 決勝戦を振り返る
Tiburon 決勝戦、添田くんが3-6,6-4,6-2で Bozoljac (SRB)を下し、今季初優勝を決めたことは今朝アップした通りですが、さすが決勝ともなると、大会HP、現地紙を中心に決勝の模様を報じる記事が出てきています。
見つけられた記事をまとめて、決勝戦の内容に迫ってみたいと思います。
記事通りに上げてしまうと散漫になってしまうので、項目別に書き出してみました。
◆両者のプレーに対する記述
・Soeda は「ポン」の板のように Bozoljac のショットのほとんどを返した。
・Bozoljac は豪速サーブと力強いストロークを武器にどんどん攻めた。
しかし、Soeda は"テニスを楽しもう"と自分に言い聞かせ、そして気持ちを強く持った。
「ポン」については説明が必要ですね。私も今調べたのだけど、1972年にアメリカで発売されたピンポンゲームで、ビデオゲームとしては初めて一般家庭に広く普及したものだそうです。一度は同じようなゲームをやったことがあると思いますが、まぁあの板さながらの辛抱強いプレイということですかね(笑)
「ポン」のあるタイプ。画像を見てその動きを想像するとかなり笑える・・・
◆試合の流れ
~ファーストセット~
・添田、0-1からのサービスゲームでブレークされそのまま3-6と先取される
~セカンドセット~
・Bozoljac はたびたびセルビア語のFワードを自らに浴びせるようになる
~ファイナルセット~
・セットの始め、Bozoljac の背中が突然不調をきたし、メディカルタイムアウト
・Bozoljac の両足にはひどいマメも
・添田、2-1からの相手サービスゲームをブレイクし、5-2から再びブレイク
・添田の3つのマッチポイントで、相手のショットがアウト
◆添田くんのコメント
"Bozoljac は面白い選手です。彼はサーブでチャンスを握ったけど、僕はずっと冷静でいられたし、
ミスは多くなかったです"
"(2ndセットで)Bozoljac はバックのボールを打ちたがりました。だから、彼が求めていることは
やめたんです。それがうまくいって、彼はミスをし始めました"
"すごく嬉しいです。またこの大会でプレイできたら"
◆対戦相手 Bozoljac (SRB) のコメント
"Soeda は試合を通して一定のレベルでプレーしていた。上がりもせず、下がりもせず。
彼はまるで壁のようだったよ"
◆データ
エース: Bozoljac 17本 / 添田 2本
ファーストサーブ確率: Bozoljac 54% / 添田 60%
記事に載っていた範囲なので、全貌までは分からず断片的ですが、それでも添田くんの試合についてこれほど事細かに解析した記事は雑誌含めて過去存在しないのではないか!(と訳しただけだけど、自我自賛)
添田くんはこれでチャレンジャーのタイトル6つ目。そして、アメリカでの優勝は初めてなんですね!
この優勝を決めた勝利でチャレンジャー98勝となりました。
デビューして7年半。チャレンジャーを主戦場にしてからもう2年になります。そろそろ次のステージに進んでもいい時かもしれません。
Martinij.com は、"彼の視線は来年の全豪予選へと向かっている"と締められていました。
全豪予選については、すでに何かの雑誌にも書かれていたことだけど、今まで一度も成したことがない予選からのグランドスラム本選出場。できるといいなぁ! その力はもう充分あるはず。この優勝で弾みをつけて、もっともっと自信をつけて欲しいと思います。それさえできればきっとできるような気がします。
今年の苦しかった日々はこれからの添田くんの糧となり、努力の日々は必ず報われると信じています。
という訳で、 Go Go Soeda !!!!!
賞金ボードを持つこの写真、添田くんのブログから拝借してきました・・・。
----------
出典
Marinij.com (Marin Independent Journal / サンフランシスコ・マリン郡の新聞 そのweb版)
http://www.marinij.com/sports/ci_13591029#
大会公式サイト
http://tiburonpc.org/challenger/?p=230
参考サイト
Examiner.com (アメリカのインターネットニュースサイト)
http://www.examiner.com/x-23531-Oakland-Tennis-Examiner~y2009m10d18-Japanese-player-wins-Tiburon-pro-tennis-event
見つけられた記事をまとめて、決勝戦の内容に迫ってみたいと思います。
記事通りに上げてしまうと散漫になってしまうので、項目別に書き出してみました。
◆両者のプレーに対する記述
・Soeda は「ポン」の板のように Bozoljac のショットのほとんどを返した。
・Bozoljac は豪速サーブと力強いストロークを武器にどんどん攻めた。
しかし、Soeda は"テニスを楽しもう"と自分に言い聞かせ、そして気持ちを強く持った。
「ポン」については説明が必要ですね。私も今調べたのだけど、1972年にアメリカで発売されたピンポンゲームで、ビデオゲームとしては初めて一般家庭に広く普及したものだそうです。一度は同じようなゲームをやったことがあると思いますが、まぁあの板さながらの辛抱強いプレイということですかね(笑)
「ポン」のあるタイプ。画像を見てその動きを想像するとかなり笑える・・・
◆試合の流れ
~ファーストセット~
・添田、0-1からのサービスゲームでブレークされそのまま3-6と先取される
~セカンドセット~
・Bozoljac はたびたびセルビア語のFワードを自らに浴びせるようになる
~ファイナルセット~
・セットの始め、Bozoljac の背中が突然不調をきたし、メディカルタイムアウト
・Bozoljac の両足にはひどいマメも
・添田、2-1からの相手サービスゲームをブレイクし、5-2から再びブレイク
・添田の3つのマッチポイントで、相手のショットがアウト
◆添田くんのコメント
"Bozoljac は面白い選手です。彼はサーブでチャンスを握ったけど、僕はずっと冷静でいられたし、
ミスは多くなかったです"
"(2ndセットで)Bozoljac はバックのボールを打ちたがりました。だから、彼が求めていることは
やめたんです。それがうまくいって、彼はミスをし始めました"
"すごく嬉しいです。またこの大会でプレイできたら"
◆対戦相手 Bozoljac (SRB) のコメント
"Soeda は試合を通して一定のレベルでプレーしていた。上がりもせず、下がりもせず。
彼はまるで壁のようだったよ"
◆データ
エース: Bozoljac 17本 / 添田 2本
ファーストサーブ確率: Bozoljac 54% / 添田 60%
記事に載っていた範囲なので、全貌までは分からず断片的ですが、それでも添田くんの試合についてこれほど事細かに解析した記事は雑誌含めて過去存在しないのではないか!(と訳しただけだけど、自我自賛)
添田くんはこれでチャレンジャーのタイトル6つ目。そして、アメリカでの優勝は初めてなんですね!
この優勝を決めた勝利でチャレンジャー98勝となりました。
デビューして7年半。チャレンジャーを主戦場にしてからもう2年になります。そろそろ次のステージに進んでもいい時かもしれません。
Martinij.com は、"彼の視線は来年の全豪予選へと向かっている"と締められていました。
全豪予選については、すでに何かの雑誌にも書かれていたことだけど、今まで一度も成したことがない予選からのグランドスラム本選出場。できるといいなぁ! その力はもう充分あるはず。この優勝で弾みをつけて、もっともっと自信をつけて欲しいと思います。それさえできればきっとできるような気がします。
今年の苦しかった日々はこれからの添田くんの糧となり、努力の日々は必ず報われると信じています。
という訳で、 Go Go Soeda !!!!!
賞金ボードを持つこの写真、添田くんのブログから拝借してきました・・・。
----------
出典
Marinij.com (Marin Independent Journal / サンフランシスコ・マリン郡の新聞 そのweb版)
http://www.marinij.com/sports/ci_13591029#
大会公式サイト
http://tiburonpc.org/challenger/?p=230
参考サイト
Examiner.com (アメリカのインターネットニュースサイト)
http://www.examiner.com/x-23531-Oakland-Tennis-Examiner~y2009m10d18-Japanese-player-wins-Tiburon-pro-tennis-event