2010年04月21日
日本人対決を100倍楽しむ方法
タラハシーチャレンジャー1回戦、添田くんの試合は第1セット0-2 30-30 のところで雨天サスペンデッド、水曜日に順延になってしまいました。
添田くんがTwitterで「今日は0-2,30-30で雨で中断。出だし悪かった。明日は切り替え」とつぶやいてます。
勝てばダブルヘッダーという厳しいスケジュールになってしまいましたが、その前になんとか追いついてこの試合に勝たねばなりません!!
なんとか切り替えてガンバレ!!!
現在どのライスコが見られるかはっきり分からないので、こちらを参考に確認してみてください。
(センターコートに入ったのでライスコがある可能性は高いと思います)
>>水曜日OOP
さて、その2試合前、センターコート第1試合で、錦織vs竜馬という非常に注目の一戦が実現します!
日本人選手のファンであれば楽しみである一方、どちらにも勝って欲しいという複雑な心境もあるでしょう。
そこで今回は、それを逆手にとって「日本人同士の対決を楽しむ」ためのひとつの提案をしたいと思います。
日本人選手同士が対戦する機会自体は度々あるものです。
国内のチャレンジャーやフューチャーズでは多くの日本人選手が出場するので、その対戦は日常的なものとしてあり、全日本の準決勝・決勝ともなると、トップ選手同士が対戦することになります。
が、今回の錦織竜馬対決の肝は、舞台がアメリカであるということです。
ATP HP のPlaying Activity を元に現在日本人ランクのトップ10人(添田、杉田、竜馬 、貴男、井藤、守屋、三橋、近藤、竹内、松井)について、彼らがどれだけ日本人選手と対戦しているのか調べてみました。
調べたのは2008年から現在までのATPポイントが付く大会で、日本・韓国・中国の大会は除いています。(該当カードは上位選手にのみ記載)
◆添田
Melbourne, Australia; 23.02.2009; CH
R16 vs 三橋 L 3-6, 6-3, 4-6
ATP Masters Series Canada, Canada; 21.07.2008
Q1 vs 竜馬 W 6-4, 6-4
◆杉田
Burnie, Australia; 01.02.2010; CH
R16 竜馬 W 7-5, 6-3
Aptos, CA, U.S.A.; 13.07.2009; CH
Q3 近藤 W 6-4, 3-6, 6-1
Indonesia F3, Indonesia; 11.08.2008; FU
R16 佐藤文平 W 6-4, 6-0
S 竹内 L 2-6, 2-6
Indonesia F1, Indonesia; 28.07.2008; FU
S 竹内 W 6-3, 6-1
◆竜馬
Thailand F1, Thailand; 11.02.2008; FU
Q 杉山記一 W 6-3, 7-6(3)
◆貴男
Granby, Canada; 27.07.2009; CH
Q3 松井 L 6-3, 2-6, 3-6
◆井藤
India F3, India; 20.04.2009
R32 畠中将人 L 4-5 RET
New Zealand F2, New Zealand; 03.03.2008; FU
R32 竹内 W 2-6, 7-5, 6-1
◆松井
Thailand F4, Thailand; 01.09.2008
S 岩見亮 L 6-3, 3-6, 4-6
当てはまったのは12試合。やはりアジア・オセアニアでの大会が多く、それ以外のエリア(赤にしてます)はわずか3試合のみです。
日本・韓国・中国の大会での対戦を省いたのは、フューチャーズは4週ぐらい続けて同じ国で開催されるのでかなりの日本人選手が出場しており、試しに、上に書いたあるトップ選手が去年1年間に日本・韓国・中国での対戦数を数えてみたら9回にものぼりました。
トップ10選手でさえこの多さで、つまり、それ以外の多くの国内プロ選手にとって、近場の国が主な遠征先になっているということを指し、逆に言うと、日本から離れるにつれて日本人選手が少なくなっていくということが数字的にも言えると思います。
実際、この1年で見ると、日本人でアジア・オセアニア以外に積極的に遠征している選手というと、添田、杉田、竜馬、貴男、近藤、三橋、そしてケガをする以前の錦織・・・と数えるほどしかいません。そしてそのほとんどがデ杯選手。
例えばフューチャーズでは単優勝でも賞金10万円そこそこだから現実問題としてそれは仕方がないことで、近場の大会でポイントを稼いで、始めて遠方のフューチャーズやチャレンジャーに挑戦できる・・・ということです。
さて、ここでフロリダを拠点にしている錦織くん。
ATPポイントが付く大会に出始めた2006年当初は国内フューチャーズやチャレンジャーにも出ていますが、デルレイビーチでツアー初優勝した2008年以降の出場、ジャパンオープンとデ杯以外日本の大会には出ておらず、故障前はアメリカを中心にイギリス、オーストラリアと、グランドスラムの時期に合わせたエリアのツアーに出場しています。
今後順調にランクを戻すことができれば、おそらく同じ感じになるのでしょう。
添田くん以下、日本人選手が現在主戦場としているのはチャレンジャーかツアー予選です。
つまり、錦織くんとそれ以外の選手が戦っているフィールドはそもそも違っていて、今回のように同じ大会に出ているのは錦織くんが復帰明け間もない今だからと言えます。
ということを裏付けるかのように、錦織くんと竜馬くんは今回が初めての対戦になりますが、さらに、錦織くんにとって公式戦での日本人選手との対戦は今回が初めてです!
(さすがに小学中学の頃のことは分かりませんが、ATPポイントが付く大会に出始めた2006年以降はありません)
今後他の選手がランクを上げてツアーに定着できれば状況も変わるだろうし、もちろんそれを願ってはいるけど、松岡修造さん以来錦織くんが登場するまでツアーレベルに定着する選手がひとりも出てこなかったことを考えると、今後それが同時期に5人も6人も出てくるとはなかなか考えにくい。
簡潔に書けなくてすみません、つまり私が言いたいのは、
この対戦は非常に貴重である!!!!!
ということなんです。
(これを言うまでになんと文量を要したことか・・・)
ふたりは同世代でジュニアの頃から一緒にやったりしているようですが、試合となると全く話は別で、ライスコで観戦するには実に勿体無い好カードです。
ライスコ観戦はただポイントを眺めるだけなので、物足りない面もありますが、それでもポイントの動きや時間の間隔など、リアルに味わうことで感じ取れるものあるはず。
この対戦に私も心して臨みたいと思います。
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記事の更新は、新ブログに移行しました。
こちらをご覧ください!
打倒ロジャー・フェデラー! 添田豪を絶賛応援するブログ
http://www.go-soeda.info/
添田くんがTwitterで「今日は0-2,30-30で雨で中断。出だし悪かった。明日は切り替え」とつぶやいてます。
勝てばダブルヘッダーという厳しいスケジュールになってしまいましたが、その前になんとか追いついてこの試合に勝たねばなりません!!
なんとか切り替えてガンバレ!!!
現在どのライスコが見られるかはっきり分からないので、こちらを参考に確認してみてください。
(センターコートに入ったのでライスコがある可能性は高いと思います)
>>水曜日OOP
さて、その2試合前、センターコート第1試合で、錦織vs竜馬という非常に注目の一戦が実現します!
日本人選手のファンであれば楽しみである一方、どちらにも勝って欲しいという複雑な心境もあるでしょう。
そこで今回は、それを逆手にとって「日本人同士の対決を楽しむ」ためのひとつの提案をしたいと思います。
日本人選手同士が対戦する機会自体は度々あるものです。
国内のチャレンジャーやフューチャーズでは多くの日本人選手が出場するので、その対戦は日常的なものとしてあり、全日本の準決勝・決勝ともなると、トップ選手同士が対戦することになります。
が、今回の錦織竜馬対決の肝は、舞台がアメリカであるということです。
ATP HP のPlaying Activity を元に現在日本人ランクのトップ10人(添田、杉田、竜馬 、貴男、井藤、守屋、三橋、近藤、竹内、松井)について、彼らがどれだけ日本人選手と対戦しているのか調べてみました。
調べたのは2008年から現在までのATPポイントが付く大会で、日本・韓国・中国の大会は除いています。(該当カードは上位選手にのみ記載)
◆添田
Melbourne, Australia; 23.02.2009; CH
R16 vs 三橋 L 3-6, 6-3, 4-6
ATP Masters Series Canada, Canada; 21.07.2008
Q1 vs 竜馬 W 6-4, 6-4
◆杉田
Burnie, Australia; 01.02.2010; CH
R16 竜馬 W 7-5, 6-3
Aptos, CA, U.S.A.; 13.07.2009; CH
Q3 近藤 W 6-4, 3-6, 6-1
Indonesia F3, Indonesia; 11.08.2008; FU
R16 佐藤文平 W 6-4, 6-0
S 竹内 L 2-6, 2-6
Indonesia F1, Indonesia; 28.07.2008; FU
S 竹内 W 6-3, 6-1
◆竜馬
Thailand F1, Thailand; 11.02.2008; FU
Q 杉山記一 W 6-3, 7-6(3)
◆貴男
Granby, Canada; 27.07.2009; CH
Q3 松井 L 6-3, 2-6, 3-6
◆井藤
India F3, India; 20.04.2009
R32 畠中将人 L 4-5 RET
New Zealand F2, New Zealand; 03.03.2008; FU
R32 竹内 W 2-6, 7-5, 6-1
◆松井
Thailand F4, Thailand; 01.09.2008
S 岩見亮 L 6-3, 3-6, 4-6
当てはまったのは12試合。やはりアジア・オセアニアでの大会が多く、それ以外のエリア(赤にしてます)はわずか3試合のみです。
日本・韓国・中国の大会での対戦を省いたのは、フューチャーズは4週ぐらい続けて同じ国で開催されるのでかなりの日本人選手が出場しており、試しに、上に書いたあるトップ選手が去年1年間に日本・韓国・中国での対戦数を数えてみたら9回にものぼりました。
トップ10選手でさえこの多さで、つまり、それ以外の多くの国内プロ選手にとって、近場の国が主な遠征先になっているということを指し、逆に言うと、日本から離れるにつれて日本人選手が少なくなっていくということが数字的にも言えると思います。
実際、この1年で見ると、日本人でアジア・オセアニア以外に積極的に遠征している選手というと、添田、杉田、竜馬、貴男、近藤、三橋、そしてケガをする以前の錦織・・・と数えるほどしかいません。そしてそのほとんどがデ杯選手。
例えばフューチャーズでは単優勝でも賞金10万円そこそこだから現実問題としてそれは仕方がないことで、近場の大会でポイントを稼いで、始めて遠方のフューチャーズやチャレンジャーに挑戦できる・・・ということです。
さて、ここでフロリダを拠点にしている錦織くん。
ATPポイントが付く大会に出始めた2006年当初は国内フューチャーズやチャレンジャーにも出ていますが、デルレイビーチでツアー初優勝した2008年以降の出場、ジャパンオープンとデ杯以外日本の大会には出ておらず、故障前はアメリカを中心にイギリス、オーストラリアと、グランドスラムの時期に合わせたエリアのツアーに出場しています。
今後順調にランクを戻すことができれば、おそらく同じ感じになるのでしょう。
添田くん以下、日本人選手が現在主戦場としているのはチャレンジャーかツアー予選です。
つまり、錦織くんとそれ以外の選手が戦っているフィールドはそもそも違っていて、今回のように同じ大会に出ているのは錦織くんが復帰明け間もない今だからと言えます。
ということを裏付けるかのように、錦織くんと竜馬くんは今回が初めての対戦になりますが、さらに、錦織くんにとって公式戦での日本人選手との対戦は今回が初めてです!
(さすがに小学中学の頃のことは分かりませんが、ATPポイントが付く大会に出始めた2006年以降はありません)
今後他の選手がランクを上げてツアーに定着できれば状況も変わるだろうし、もちろんそれを願ってはいるけど、松岡修造さん以来錦織くんが登場するまでツアーレベルに定着する選手がひとりも出てこなかったことを考えると、今後それが同時期に5人も6人も出てくるとはなかなか考えにくい。
簡潔に書けなくてすみません、つまり私が言いたいのは、
この対戦は非常に貴重である!!!!!
ということなんです。
(これを言うまでになんと文量を要したことか・・・)
ふたりは同世代でジュニアの頃から一緒にやったりしているようですが、試合となると全く話は別で、ライスコで観戦するには実に勿体無い好カードです。
ライスコ観戦はただポイントを眺めるだけなので、物足りない面もありますが、それでもポイントの動きや時間の間隔など、リアルに味わうことで感じ取れるものあるはず。
この対戦に私も心して臨みたいと思います。
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記事の更新は、新ブログに移行しました。
こちらをご覧ください!
打倒ロジャー・フェデラー! 添田豪を絶賛応援するブログ
http://www.go-soeda.info/