2010年04月24日
mixi もまだまだ捨てたもんじゃない
Twitterを始めてからというもの、すっかりmixiをほったらかしにするようになってしまったのだけど、ここ数日、mixiの魅力を再確認する出来事がありました。
色々入っているコミュニティ(その事柄について語るフォーラムのようなもの)のひとつに添田くんを応援するコミュニティがあるのだけど、先週のバトンルージュチャレンジャーを観戦してきたというバトンルージュ在住の方(もちろん日本人)から観戦レポの書き込みがありました。
バトンルージュという地名自体今回初めて知り、そういうところにもまぁ日本人はいるだろうけど、まさか観戦に行くなんて余りにもピンポイントすぎて、驚きのあまり思わずレス。mixi の日記にその出来事について書かれているというのでお邪魔させていただき、そこからのやりとりがきっかけで、その方が添田くんと竜馬くんのことについてネットマガジンに記事を書いてくださいました。
若手プロテニスプレーヤー、アメリカの田舎町で奮戦中 -Sports Network Japan
これを書いたのは、ルイジアナ州立大学社会学部で准教授を務めている賀茂 美則さん。とりたててテニスファンという訳でもないようだけど、地元紙で見つけた小さな記事をきっかけに衝動的に観戦に出かけたのだそうです。
Japan’s Soeda wins at BR tourney - 2theadvocate.com
出来上がった記事を読んで何より驚いたのはサーキットプロの過酷さです。週単位で世界各地の大会を転戦する選手たちの苦労というのは選手のブログなどで目にするものだし、なんとなく分かったつもりになっていたけど、まさにその時その状況下にあったふたりの言葉を受けて書かれた賀茂さんの記事には少なからず衝撃を受けました。
時差や言葉の壁だけじゃなく、日本から遠く離れた国に試合にやってきてもろくに観光もできずにおそらく会場とホテルを行き来するだけなのであろう、選手たちの数々の苦労や日常が、我々と同じ「生活者の視点」で丁寧に書かれています。そしてこれは試合の結果やプレイについてばかり書かれがちなテニス雑誌では決して読めないものです。
ビッグトーナメントの間に長いオフを取ってバカンスを楽しんだりという話も聞くけど、そういう自分のペースで試合に臨んでいるのはフェデラーなどのようなごくごく一握りのトップ選手だけ(ロディックも、ローマをスキップして目下ハワイで結婚記念を祝ってるようで・・・)で、それ以外の大部分の選手は決して多いとはいえないポイントを求めて大会から大会を渡り歩いているのでしょう。そしてそれがツアー本戦ではなく、その予選、チャレンジャー、フューチャーズと下がっていくにつれ、より過酷になっていく・・・。
賀茂さんが最後に締めくくられているように、彼らがいつかここから抜け出して、ツアーで脚光を浴びる時が来たら、それまでの色んな苦労も少しは晴れるのかなぁ。
最後になりましたが賀茂さん、ふたりのことを取り上げてくださり、本当にありがとうございました!
色々入っているコミュニティ(その事柄について語るフォーラムのようなもの)のひとつに添田くんを応援するコミュニティがあるのだけど、先週のバトンルージュチャレンジャーを観戦してきたというバトンルージュ在住の方(もちろん日本人)から観戦レポの書き込みがありました。
バトンルージュという地名自体今回初めて知り、そういうところにもまぁ日本人はいるだろうけど、まさか観戦に行くなんて余りにもピンポイントすぎて、驚きのあまり思わずレス。mixi の日記にその出来事について書かれているというのでお邪魔させていただき、そこからのやりとりがきっかけで、その方が添田くんと竜馬くんのことについてネットマガジンに記事を書いてくださいました。
若手プロテニスプレーヤー、アメリカの田舎町で奮戦中 -Sports Network Japan
これを書いたのは、ルイジアナ州立大学社会学部で准教授を務めている賀茂 美則さん。とりたててテニスファンという訳でもないようだけど、地元紙で見つけた小さな記事をきっかけに衝動的に観戦に出かけたのだそうです。
Japan’s Soeda wins at BR tourney - 2theadvocate.com
出来上がった記事を読んで何より驚いたのはサーキットプロの過酷さです。週単位で世界各地の大会を転戦する選手たちの苦労というのは選手のブログなどで目にするものだし、なんとなく分かったつもりになっていたけど、まさにその時その状況下にあったふたりの言葉を受けて書かれた賀茂さんの記事には少なからず衝撃を受けました。
時差や言葉の壁だけじゃなく、日本から遠く離れた国に試合にやってきてもろくに観光もできずにおそらく会場とホテルを行き来するだけなのであろう、選手たちの数々の苦労や日常が、我々と同じ「生活者の視点」で丁寧に書かれています。そしてこれは試合の結果やプレイについてばかり書かれがちなテニス雑誌では決して読めないものです。
ビッグトーナメントの間に長いオフを取ってバカンスを楽しんだりという話も聞くけど、そういう自分のペースで試合に臨んでいるのはフェデラーなどのようなごくごく一握りのトップ選手だけ(ロディックも、ローマをスキップして目下ハワイで結婚記念を祝ってるようで・・・)で、それ以外の大部分の選手は決して多いとはいえないポイントを求めて大会から大会を渡り歩いているのでしょう。そしてそれがツアー本戦ではなく、その予選、チャレンジャー、フューチャーズと下がっていくにつれ、より過酷になっていく・・・。
賀茂さんが最後に締めくくられているように、彼らがいつかここから抜け出して、ツアーで脚光を浴びる時が来たら、それまでの色んな苦労も少しは晴れるのかなぁ。
最後になりましたが賀茂さん、ふたりのことを取り上げてくださり、本当にありがとうございました!